Admobにテスト用デバイスを登録するため、実機(iOS)のIDFAを取得し、登録する手順を書いていきたいと思います。
実機で動作確認する場合は、その端末のIDFAをAdmobに登録しておくことでテストデバイスとして認識してもらえます。自分の端末でテストする場合は事前に登録しておきましょう。
IDFAの取得
1.プログラムの追記
下記のコードを追加してみましょう。
新しく作成しても、作成ずみのプログラムでも構いません。
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import SwiftUI import AdSupport import AppTrackingTransparency struct ContentView: View { var body: some View { VStack { Button { printIDFA() } label: { Text("IDFAを取得") } } .padding() } func printIDFA() { ATTrackingManager.requestTrackingAuthorization { status in switch status { case .authorized: // ポップアップが許可された時 let idfa = ASIdentifierManager.shared().advertisingIdentifier print("IDFA: \(idfa)") case .denied: print("denied.") case .restricted: print("restricted.") case .notDetermined: print("notDetermined.") @unknown default: fatalError("error: \(status)") } } } } #Preview { ContentView() } |
2.設定ファイルの変更
プロジェクト名フォルダ配下にある「Info.plist」を開き、下記を追加します。
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<key>NSUserTrackingUsageDescription</key> <string>「許可」すると最適化された広告が表示されます</string> |
3.アプリの実行
XCodeからアプリを実行します。
※IDFAを取得するために実機を接続した状態にしておいてください。
実行すると下記のような画面が立ち上がります。
「IDFAを取得」ボタンをクリックします。

下記の画面が表示されるので「許可」をクリックします。

XCodeを開き、画面下部を確認するとIDFAが表示されています。
こちらのIDをAdmobに登録する必要があるため、控えておいてください。

テストデバイスの登録
1.Admobにログイン
Admobを開き、ログインします。
Admob:https://admob.google.com/intl/ja/home/
2.設定画面を開く
左側のメニューから「設定」をクリックし、開いた設定画面の中から「テストデバイス」タブをクリックします。

【テストデバイス】

3.テストデバイスの登録
テストデバイスの登録を行います。
ここに登録することで、テスト端末として認識させることができます。
下記を入力し、保存ボタンを押します。
デバイス名・・・任意の名前を設定します。例.XXのiPhone8
プラットフォーム・・・iOS
広告IDまたはIDFA・・・先程控えておいたコードを貼り付け
Ad inspector・・・広告の分析が必要な場合は選択
